空港での待ち時間が変わる。ANAスーパーフライヤーズカードの世界

SFC修行

空港という場所は、旅の始まりの高揚感と、移動の疲れが同居する不思議な空間だ。
けれど、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)を手にした瞬間、
その空港の風景がまるで別物のように変わる。
僕がSFCを取ったのは、出張が増え、空港でのストレスが積み重なっていた頃だった。
特に朝の羽田空港。
保安検査場の前に広がる“絶望的な行列”を見た瞬間、
「今日もこれか…」とため息をつくのが日常だった。

■ SFCを持つ前、空港は「戦う場所」だった
冬の朝6時半。
羽田空港の保安検査場は、すでに長蛇の列。
スーツケースを引きずりながら、
「間に合うよな…?」と時計を何度も確認する。
前の人のコートから落ちた雪が溶けて床が濡れ、
スーツの裾が触れないように気をつけながら、
ただただ列が進むのを待つ。
搭乗口に着いた頃には、
すでに仕事の半分くらいの体力を使い果たしていた。
そんなある日、同僚が僕の横をすり抜け、
保安検査場の横にある“別の入り口”へ向かった。
「え、そっち何?」
「ANAの上級会員だと、こっち通れるんだよ」
その瞬間、僕の中でスイッチが入った。
「SFCを取ろう」

■ SFCを取った後、空港が「休む場所」に変わった
初めてSFCを使った日のことは忘れられない。
● 専用保安検査場の衝撃
一般レーンは相変わらずの長蛇の列。
でも、SFCの専用レーンは——
誰もいなかった。
係員にカードを見せると、
「どうぞ」と軽く会釈され、
僕は数十秒で検査を通過した。
あのときの解放感は、今でも鮮明だ。
● ANAラウンジの静けさ
保安検査場を抜け、ANAラウンジに入った瞬間、
外の喧騒が嘘のように消えた。
コーヒーの香り。
落ち着いた照明。
静かに新聞を読む人たち。
窓際の席に座り、
温かいスープを飲みながらメールを整理する時間は、
まさに“旅の前の静かな儀式”になった。
● 優先搭乗・手荷物優遇
機内にスムーズに乗り込み、
到着後の荷物も早く出てくる。
小さなことのようで、
旅のストレスが驚くほど減る。

■ SFCの真価は「一度取れば、ずっと続く」こと
ANAの上級会員資格は通常、毎年飛行機に乗って更新する必要がある。
でも、SFCを取得すれば話は別だ。
年会費を払う限り、上級会員の特典が“半永久的”に続く。
仕事が変わって飛行機に乗る回数が減っても、
家族旅行が中心になっても、
SFCさえあれば、ずっと快適な旅ができる。

■ 僕が実際にやった「国内線だけでSFCを取る方法」
ここからが本題だ。
僕は国内線だけでSFCを取った。
そして、その中でも“とっておきの近道”がある。

■ 国内線だけでSFCを取る最強ルート
——羽田 ⇄ 那覇のプレミアムクラス一択
国内線でPP(プレミアムポイント)を効率よく稼ぐなら、
羽田 ⇄ 那覇が圧倒的に強い。
距離が長く、PPが多くもらえる。
さらにプレミアムクラスを使えば、
快適に移動しながら大量のPPを稼げる。
僕は週末に那覇へ飛び、
空港で沖縄そばを食べてそのまま折り返す、
いわゆる“那覇タッチ”を繰り返した。
最初は「何やってるんだろう俺…」と思ったが、
慣れるとこれが妙に楽しい。

■ そして——最大の裏技
株主優待券を使ってプレミアムクラスを安く買う
これが、僕がSFCを国内線だけで取れた最大の理由だ。
● 株主優待券とは
ANAの株主に配られる割引券で、
対象運賃が約50%になるという強力なもの。
プレミアムクラスにも使えるため、
通常なら高額なプレミアムクラスが、
一気に“修行向けの価格”に変わる。
● 僕が実際にやった方法

  1. 株主優待券を金券ショップで購入
  2. 羽田 ⇄ 那覇のプレミアムクラスを優待運賃で予約
  3. 1往復で大量のPPを獲得
  4. これを数回繰り返すだけで、5万PPに到達
    株主優待券は時期によって値段が変わるが、
    それでもプレミアムクラスを正規で買うより圧倒的に安い。
    ● 体感として
    「普通に旅行するより安く、
    しかも快適に、
    SFCに必要なPPが貯まっていく」
    そんな感覚だった。

■ 国内線だけでSFCを取るメリット

  • 海外に行く必要がない
  • スケジュール調整がしやすい
  • 1〜2ヶ月の集中で取り切れる
  • 株主優待券で費用を抑えられる
  • プレミアムクラスで快適に移動できる
    特に、仕事や家庭の事情で海外に行きづらい人には、
    国内線オンリーの方法は本当におすすめだ。

■ SFCを取ってよかったと心から思う瞬間
SFCを取得してから数年経つが、
今でも空港に行くたびに「取ってよかった」と思う。

  • 朝の混雑を横目に専用レーンへ進むとき
  • ラウンジで静かにコーヒーを飲むとき
  • 家族旅行で子どもが優先搭乗に喜んだとき
  • 手荷物が最初に出てきて、すぐ移動できるとき
    SFCは、単なる“ステータス”ではない。
    旅の安心と快適さを買うカードだ。

■ 迷っているなら、取ってしまったほうがいい
SFCは、取得までに少し努力が必要だ。
でも、その先にある世界は、
「空港=疲れる場所」という常識を完全に覆してくれる。
空港での待ち時間が、
ただの“待ち”ではなく、
旅の一部として楽しめる時間に変わる。
それが、ANAスーパーフライヤーズカードの世界だ。

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